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日々是肉球

2016.10.8 飯舘村 秋草とネコヅメたち

東京から200km、飯舘村はすっかり秋でした。
レンタカーで明け方の東北道を走り抜け、8:00AM@山木屋、気温17度。
給餌ボックスで三毛が朝ごはん中に遭遇。
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実際にごはんが口に届いているのを見ると嬉しいものです。
猫遭遇率がなかなか良くて、ウェットを多くの子たちに進呈。

途中からけっこうな大雨になり、濡れると肌寒い。
猫が濡れるの嫌な理由、身をもって知る。
体温が下がって、生死にかかわる問題だわ。こんなことも、都会人の生活をしてたら忘れてた。

ちゃんと雨風をしのげる場所があれば問題ないのだけれど、家や納屋は解体が増えていて、猫の居場所がなくなってゆく…住居再建に向けて、餌場をなくしたい(もともとうちの猫じゃないし、野生動物も寄り付くし)、というお宅も増えてきたそう。
日比さんがおっしゃるとおり、住民の方の気持ちを考えると、それはそうだな、と思う。自分でもそう言うかもしれない。その立場だったら。

なら、厳しい冬がやってくる前に。
と、いま犬班さんたちが一匹でも多くの猫を保護、預かりさん、里親さんを探そうとされています。
一人一匹でいい、おうちに猫の場所ができてくれればなぁ。

訪問したお宅

山木屋
比曽坂
杉林
※ゲート前は帰宅中でパス
ムク
マメ
集荷所前
コロ
たぬ
ブルーシート
花卉農家
蔵の丘
グレコ
※犬チーズはほかのボランティアさんが散歩中
※フサマガリは餌場みつからず
豚クロ
みーちゃん
※親子東は帰宅中でパス
親子西
タロウ
大火
石材店
工務店
工務店裏
電波塔
ボックス21
うたもどき
サロン
葉タバコ
小春
久保曽シロ宅
前田マァマァ
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(白ブチの巨大な子、未手術、を初めて見掛けた)
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須萱5軒(ゴルゴの目が白濁していてよく見えてないようす)

私たちはあたたかい家に戻れるけれど、彼らには、ない。
ジョセンと解体ショー。
畑だったところには、黒山のフレコンバッグ、太陽光発電の巨大なパネル。
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(湖のように見えるけど、太陽光パネルです)

美しい山村に色んなを押し付けて、声をあげられないものたちが、消えてゆく。
これが資本主義の目指してきた弱肉強食ってことかね。

うち猫運動、プラス1匹の準備を。
できることを、増やそ。

今回も、フードは浅草ギャラリー・エフの募金箱、手作りチャリティーグッズ「ぶさねこ堂」売上から買うことができました。
また、いつもご支援くださるFさま、ありがとうございました。

浅草ギャラリー・エフでは、美味しいコーヒーを飲みながら素敵な手作り猫グッズが買えて、しかも福島の猫のごはん代になります!→http://ginji1124.exblog.jp/23004239/

写真ぜんぶはこちら★

kiii



# by yun-ron | 2016-10-15 15:51 | 震災

2016.9.17 飯舘村 中秋の白キジくん

曇り時々雨、気温20度ちょっと。月に一度の飯舘村訪問。オレ銀号で美幸さんといつもの日帰りツアー。朝2時発、23時半帰着。今回はいつもより若干疲れました。。気力って大事です。

穏やかな初秋の日ですが、首にざっくり噛まれた傷のある白キジくん(水玉くんと呼んでた)を保護。
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野生動物から身を守る術を持たないネコたちは毎日サバイバルの日々を5年半も生き抜いてきた。少し皮がたるんできたな、やせたな、とか、彼らにとっては20年以上の歳月をそこかしこに感じてやるせない。

白キジくん(改めコスモくん)は、郡山の病院に搬送、しばらくシェルター福猫舎に入ることになりました。早く良くなって。

この子を元いた場所に戻すのか、里親を探すのか…正解は何なんだろう。
これから、厳しい冬がやってくる。弱った猫は冬は越せないだろう。

それを自然の摂理と呼ぶのは、あくまで、"普通の"村でのこと。
飯舘村で彼らが今こういう状況に置かれているのは、あくまでヒトの招いた人災のせいである。しかも主に我々トウキョウの人たちによる。

来春の避難指示解除で、村へ戻る方は3割未満と聞く。
ボランティア日比さんや写真家上村さんが最初から繰り返しおっしゃるとおり、村民の生活が元に戻らないと、犬猫の幸せな生活は、ない。なぜなら、彼らは野生動物ではないから。

ヒトは忘れ、なんとなく原発は再稼働し、東京オリンピックに向けて、”暗い”ニュースにはふたをしようとする動きになるだろう。”ニッポン安全宣言”も繰り返されるだろう。せっかく”明るい”話題なんだから、水をさすな、という人さえいるだろう。それがこわい。すごくこわい。

できる人が、できる時に、できる事を。ってずっと同じ事をしてるだけじゃなんも変わらないんじゃないか、と焦ってくる。毎日普通の生活を送れている自分にも罪悪感を感じる。

考えてるだけじゃ始まらないので、それでも、動ける人が動くしかない!日比さん、犬班さん、カントーさん、そのほかのボランティアの方々、支えてくださる方々、本当にありがとうございます!

健康に気をつけて、命をつなごう。自分がつらかったら、なかなか他者は助けられない。

ってグルグルしてる間も、いつもと変わらずに淡々と、来るかも来ないかもしれないごはんを待ち続ける犬猫たち。君たちが一番すごいよ。。
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白キジくんは空腹に耐えかねて、「あやしいのわかってんだけどなー」という感じで捕獲機に入ってくれました。
この黒い捕獲機、猫からも見えにくいのか、とても捕獲率(!)が高い気がします。堂々と、ごはん入れるところを見せながら、「ここでごはん食べな!」とぽんと何気なく置くのがポイントかと。あとは、離れた場所で知らん顔して木になったふりを。

訪問したお宅。

山木屋
比曽坂
杉林
ゲート前
ムク
マメ
集荷所前
コロ
たぬ
ブルーシート(白キジ捕獲)
花卉農家
蔵の丘
グレコ
ヒメ
犬チーズ
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フサマガリ
豚クロ
みーちゃん
親子東
親子西
タロウ
大火
石材店
工務店(裏は除染中で行けず)
電波塔
ボックス21
サロン
葉タバコ
小春
久保曽シロ宅
山木屋(いっちゃん、うーちゃんにおやつ)

家に着いて、見上げると、まろい満月。
美幸さんと一瞬のお月見ができました。

写真はこちら★

kiii



# by yun-ron | 2016-09-19 08:57 | 震災

2016.7.26 飯舘村 いのちを選ぶということ

今回は美幸さんとしいなさんと、3人のオレ銀号出動、飯舘村日帰り弾丸給餌ツアー。いつもより心が痛い出来事がありました。

イノシシがワナにかかってるのに遭遇
民家のアプローチ横、檻の中にでっかい立派なイノシシが!ワナにかかってしまったようす。動かずじっとこっちを見てるので、最初は剥製かと思った。ふと見ると、檻の隅にちっちゃい茶色いかたまりが。うり坊が2頭。お母ちゃんとワナにかかってしまったんだ…
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ごめんね、どうすることもできない…
民家で猫に給餌して、戻ってみると、檻の外にも寄り添ってたらしいうり坊が三頭。草むらに逃げた。
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お母ちゃんのそばにいたいんだね。6頭のイノシシ一家の運命を絶ってしまった。ごめんね、人間は勝手で…ということしかできなかった。
猫は助けるけど、イノシシは助けない。いのちの差別をしている自分。
どうして差をつけなくてはならないんだろう。どうして?母さんイノシシとうり坊の瞳に、何も答えられなかった。

ガリガリのキジトラを保護
先月給餌の時に見かけた、ガリガリのキジトラ。気になっていた。生きててくれて、何とか出てきてくれて、にゃー!にゃー!と大きな声で足元にまとわりつく。目ヤニでがびがびの目で、必死に鳴く。オレは生きたいんだ!と聞こえた。先月は一口しか食べられなかった餌を、バクバク食べた。捕獲器も使わず、餌につられてケージにすんなり入ってくれた。
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犬班さんが郡山の病院に連れてってくれたら、エイズや寄生虫でボロボロで、体重わずか2kgあまり。ほんとうにギリギリだった。なんで先月保護してあげなかったんだろう、と後悔。もう迷わない、迷ってる隙に、いのちがこぼれ落ちていってしまう、と反省、決心。

いのちを選ぶ資格なんて自分にはない。出逢ったときに、できるだけのことをしよう。あとからいくらでも打つ手はあるはず。(といって、犬班さんに頼ってしまうわけですが…自分のできることをもう少し広げねば。)

今回訪問したお宅。
1 山木屋
2 比曽坂チョコ
3 杉林
4 ゲート前
5 ムク(ワナにかかったイノシシに遭遇。はぐれイノシシもいた)
6 マメ
7 お墓前
8 たぬたぬ
9 コロ
10 マリリン
11 犬シロと猫たくさん(シロは行方不明)
12 小春(ピッコロが遊びに来たのでおやつ)
13 バス停
14 葉タバコ
15 うたもどき
16 サロン(キジトラ保護→福光の家に一時置かせていただく­)
17 豚クロちゃん
18 犬チーズ
19 フサ・マガリ(一時帰宅のお父さん・お母さんに果物いただく)
20 クー
21 ヒメ
22 蔵の丘
23 花卉農家(絶賛除染中)
24 みーちゃん
25 親子猫西(東は在宅のためパス)
26 タロウ(小屋がカビの生えた餌だらけで少しおそうじ)
27 電波塔
28 工務店(”白ハチワレ耳カットなし”に遭遇)
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29 ご老公
30 石材店
31 ボックス21
32 大火

キジトラ保護してたわりにいつもの軒数を回れて良かった。そして日帰り弾丸ツアーのため、ドライバーが三人いるととても楽でした。

毎日毎日こんな闘いをしている犬班さん、日比さん、ボランティアさんに敬服、感謝。
手芸品で餌代を集めてくださる、チーム銀次手芸部、募金箱に入れてくださるみなさま、いつもボランティアを支えてくださるFさんにも感謝。

村に、ひまわり畑が。汚染も、悲しみも、吸い尽くしてくれ!
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ひとつひとつ丁寧に、しかない。
ツアー参加者、ご支援、里親さん、預かりさん、「猫欲しい」情報、いつでも募集中です。

写真はこちらから★

kiii



# by yun-ron | 2016-07-28 01:41 | 震災

2016.6.25 飯舘村 花梅雨

東京を出る午前2時、雨風。
5時間後、村に着くころには不思議と雨はやむ。雨女、返上。美幸さんと笑う。

今回は珍しく大倉から回る。久しぶりに会う犬たちは、毎月会う猫たちより、何だか年とったなあ、とはっきりわかる。毛がぽそぽそになり、目もとろんと垂れて。待ち疲れたよね。君たちの5年はヒトの20年。永い、永すぎるよなぁ…

美しい梅雨の合間。
緑が濡れて、花も開き、
そして大地がはぎとられ、赤土がかぶせられる「ジョセン」。
これほどの犠牲を払って、日本はどこへ行くのだろう。
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帰還を予定してか、村民の方々の帰宅も多く目にした。
家の解体もますます増えた。
猫の居場所はますます少なくなってきている。
飼い主が飼えないなら、村民が戻らないなら、野生動物の脅威にさらされるなら、せめて温かい寝床を。
イエネコは、もともと野生で生きるようにはできていない。
やわらかい、か弱き、小さき丸い生きもの。

遠いフクシマで起こっていること、ではない。
他でもない、私たちが当事者。
それを、こないだの猫イベントで伝えたかった。
言葉が足りなかった。
心が及ばなかった。
続けるしかないなあ。
できることを。
そして、なんだってできるはずなんだ、その気になれば。

【大倉】5件(チャックの家のクマがいなかった)
【そのほか】
豚クロ
犬チーズ
マガリ
ヒメ
クー
蔵の丘
花卉農家
みーちゃん
タロウ
親子西
サロン
電波塔
ゲート前
マメ
クルッポ
集荷所前
たぬ
山すそ
コロ(茶トラの他にシロさくら耳がいた)
比曽坂チョコ
山木屋

ほんとうに奇跡のような、ボランティアたちが繋いできたいのち。
なんて力強く咲いているんだろう、と、これからどこかへ行けるかもしれない、と思ってしまうほど。
でも自動的には起こらない。
意志をもって、一人一人が、何かしなければ。

犬猫豚たちの眼は、何にも訴えない。
きれいな、まあるい目。
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三本足の可愛い可愛いチャック。なんていい子。

ごめんね、また来るから。

写真はこちら★

kiii



# by yun-ron | 2016-06-28 22:13 | 震災

2016.4.16 飯舘村 花爛漫とフレコンの山と

先日の飯舘村はこれまでで一番気持ちの良い天気でした。
暑すぎず、寒すぎず、桜も7分咲きで初めてお花見もできたし、スイセンや野の草花もブルーミン!
ほんとうに美しい村だなあと思います。ああ、ほっこりした。
しかしその美しい景色の向こうには、真っ黒なフレコンバッグの山。
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タロウと散歩してる桜並木のコースの横にも、フレコンバッグ。
お庭にも、公園にも、フレコンバッグ。
森の中にも、フレコンバッグ。
どうすんだ、これ!

原発って、こうなるんだョー という小さな叫びも、重機の音にかき消され…

1 山木屋
2 比曽坂
3 杉林
4 コロ宅の納屋
5 集荷所
6 たぬ(捕獲器かけましたがやせミケかからず…代わりに小柄の茶トラをみかける)
7 ゲート前
8 ムク(左後ろ足に血が付いて軽いケガ?)
9 マメ
10 ブルーシート
11 小春
12 犬シロと猫たくさん
13 バス停
14 サロン
15 工務店
16 工務店裏
17 石材店
18 大火
19 タロウ
20 親子西
21 東
22 ゴン納屋(耳カットされてないシャム風の猫と初体面)
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23 ヒメ
24 クー
25 蔵の丘
26 花卉農家
27 チーズ(帰宅されてたのでおやつだけ)
28 マァマァ
29 ピッコロ

写真はこちら★

に訪問しました。猫遭遇率は低め。耳ダニの季節がはじまりました。
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毎回、東京に帰ってきて日常生活を送る罪悪感。
「あちら」と「こちら」を分けてるものはなんなのか?

うちの猫と、村の猫。違いはないもんね。猫だもん。

「あちら」と「こちら」を分けてしまったのが私たちなら、もう一度、隔てのない世界を作るのもできるはず。

できる人が、できる時に、できることを。

チーム銀次の合言葉みたいになってます。

ほんとに、知って、とりあえずやってみて、良かった。
微々たる力だし、向かってる先も見えないけれど。
少なくとも知らないで死ぬよりはずっといい。

今回も、フードは浅草ギャラリー・エフに寄せられた仁義箱から買うことができました。カフェに立ち寄って募金をしてくれる方。チャリティー手芸品やお菓子を作ってくださる方。芸はないけどクルマの運転はできる健康なヒト(私)。毎日村へ通っている日比さん、ほかのボランティアさん。シェルターと警戒区域を病院をたった一人で爆走する福猫舎の犬班Aさん。
チカラは様々だけど、一人より、ふたり。ふたりより、みんな。そんな支えで何とか続いているのを感じます。

kiii



# by yun-ron | 2016-04-24 13:59 | 震災

ヒトコトないしフタコトミコト
by yun-ron
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