日々是肉球

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2016.11.12 飯舘村 山はミケ色・心のトゲ

前回からはや2週間。東京でも刻々と冬の足音が近づく中、美幸さんと飯舘村へ。今回はこの3年で初めて負傷…気をつけていたつもりなのに、無念です。

金曜の雨から一転のいいお天気、おおくの猫たちが日向ぼっこ。
秋も深まる山は赤・橙・黄・緑、もこもこ三毛猫のセーターみたいで、そのまま着てみたい素敵な色合い。
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全文・写真はこちら★

毎日こんな穏やかな天気で、ごはんも食べられて、雨風がしのげる場所があればいいんだけどね…

福島の厳しい冬が来る前に、猫たちを保護しようと、解体が決まったお宅などから優先してボランティアが捕獲器をしかけていますが、なかなかつかまらない。どこ行ったのかな、居場所はある?

訪問したお宅は

山木屋(おむすびハチワレくん)
電波塔(捕獲器3台かけるも、入らず)
工務店(ヅラハチワレくん)
ご老公(茶トラとミケ)
石材店(かわいい茶キジトラ発見)
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大火
タロウ
※みーちゃん帰宅中でパス
花卉農家(ヒゲちゃんとお父さんにお会いできました、1月から帰宅とのこと)
蔵の丘
親子東(白猫1~3号が飼い猫だがキジトラにいじめられていなくなってしまって…キジトラ捕獲してくれないか、との依頼あり)
グレコ
ヒメ(&ぶさクロ)
犬チーズ(廃材注意!)
杉林
たぬたぬ
シロと猫たくさん
小春(ミケとサビ)
割木バス停(キジ白くんとコール&レスポンス)

花卉農家のお父さんが「ずっと家と避難先を行ったり来たりだったし、やはり村で暮らせるのがありがたい」と飼い猫を優しい目で見やりながら、穏やかな口調でおっしゃっていたのが心に残りました。

以前私は、放射能の危険があるなら命を優先して避難すべき、故郷に戻れなくなったとしても生きるためには新しい生活を始めるしかない、やむを得ないのではないか、と単純に考えていました。
でも村へ通ううち、この美しい山里に触れるうち、この地で生まれ育ち、田畑で生業を立てている人々にとって、この大地が自分の生そのものなのだ、とだんだん肌で理解できるようになってきたように思います。
そんな簡単に、オン/オフのスイッチみたいに切り離せるわけがないのです。

普段、都会のアスファルトに足の裏と土を、ビルに身体と空を、電子機器に人とのしがらみや肉体の重さを、それらを遮断されている自分には、頭でしか考えることができなかった。私にとっては、この地に来ることで、土と山や空から直にそれを伝えてもらっているんだ、ここに来るということは、その力や想念を体に染み込ませていく行為なんだ、と思いました。
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といっても、子どもは暮らせない、元通りではない。原発事故前とは違う生活を強いられる。これからも、何をできるだろうか。

犬チーズ宅で、走って散歩から帰ってきたところ、かかとに何か刺さり「いたたたた!」。古釘を踏み抜いてしまい、長靴を貫通、かかとから流血。廃材から飛び出していたのは、サビサビの古釘、長さ5cm!
どれくらい深く刺さったのかもよくわからず、美幸さんが血を絞り出して、ペットボトルの水で洗い流し、ガーゼで止血、を手際よくやってくれる。
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いったん給餌を切り上げて、川俣町の病院へ。「外科の先生が今日はいない」とのことで福島市の病院へ。

先生は話を聞いた途端、「破傷風の注射必要だね。いつでもあるわけじゃないから電話してから来てもらわないと」。電話でも、病院の受付でも、「古釘踏んでケガしたんですけど、破傷風の注射は可能ですか?」って確認したんですけど!も~。
結局近隣から取り寄せることができ、注射してもらえました。
釘は、かかとの表皮下3mmくらいのところをぶすっと斜めになぞるように貫通したようですが、血もほぼ止まり、傷はそれほど大したことなさそうで、幸い。廃材や人の住まない家屋が満載の村、やはり危険があることを「慣れるな」と警告された感です。(最近は長靴に、踏み抜き防止用の中敷きをしていなかったのもまずかった。)
皆さまもどうかお気をつけください。

今回もフードは浅草ギャラリー・エフの仁義箱、手芸部ぶさねこ堂の売上から買うことができました。みんなの気持ちと力で猫たちが食いつないでいます。また、いつもご支援くださるFさま、今回もありがとうございました。

長靴に斜めに刺さった錆びた釘はなかなか抜けなかった。
私たちの心に刺さったトゲ、忘れちゃいけない。って村の神さまが言っている。

kiii
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by yun-ron | 2016-11-14 22:09 | 震災

2016.10.29 飯舘村 本当に美しい村だ

秋の飯舘村は、本当に美しい。春も冬もきれいだけれど、秋は格別。澄んだ空気。黄金に輝くススキ野原。秋色に包まれて、すーっと深呼吸。
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写真はこちら★

でもすぐそばには、黒いフレコンバッグの山。村の放射線量は、まだ東京の数十倍もある。あと半年で避難指示解除となる。「よかったね、除染進んでるんだ」ではなく、「指示を解除」することにより、「指示なく」避難している村民への補助も打ち切られる。この状態で。

いま、来春帰村されるお宅や、もう戻らないお宅、家屋の解体が本格化している。餌場が解体されれば、冬の野に放り出される猫たち。

元は飼い猫の彼ら、野ざらしでは、この冬は越せない。

ということで、ボランティアたちによる保護作戦が急ピッチで進んでいますが、数少ないシェルターがもともとパンパンな上にさらにあふれています。預かり、里親探しをやってくださる方を緊急募集しています。ご協力できる方、いませんか。
シェルター福猫舎さんの呼びかけ http://ameblo.jp/311fukunekoya/

やえ夫妻と3人、レンタカーで出動しました(旦那さんの山ちゃんは初参加)。みんな普通のサラリーマン。一日のお休みでも、できることあるんだよね。

この日はもう一隊、ナツミント隊さんが本格捕獲作戦をされていました(4匹捕獲とのこと!)。
こちらチーム銀次は捕獲器一台につき、電波塔前にしかけましたが、残念ながらかかりませんでした…
心中、力不足感は否めませんが、できることしかできないので、いつもどおり給餌中心に回りました。

この日訪問したお宅は、

山木屋
電波塔(捕獲器、一日かけたがかからず…)
ボックス21
工務店
ご老公(7時前なら車で入れました)
石材店
大火
犬チーズ
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マガリ
ヒメ
グレコ
蔵の丘
花卉農家
みーちゃん
タロウ
親子東
※親子西はナツミントさん捕獲予定のためパス
※うたもどきは帰宅中でパス
割木バス停
シロ宅猫たくさん
小春
マリリン
葉タバコ
長泥ゲート前
ムク(作業中に帰宅されフード進呈)
マメ(首輪つきシロ茶を見掛けた)
集荷所前
たぬたぬ
コロ
クルッポ

この日のびっくり。
村内で初めて救急車のサイレンを聞きました。人がいるんだなあ、と。

午後気温がぐんぐん下がり、夕方16時作業終了時は8度。
随分寒くなってきました。どうか一匹でも多く保護でき、一人でも多くの人がかかわり、飼い猫らしい暮らしに向かって歩き出せますように。

今回も、フードは浅草ギャラリー・エフの仁義箱から買うことができました。募金してくださるみなさま、手作り手芸品を販売して寄付してくださる手芸部のみなさま、ありがとうございます。確かに届けました。収支報告 http://ginji1124.exblog.jp/23004239/
また、ヒト支援をいつもしてくださるFさま、ありがとうございます。

安全な東京ではもうすぐオリンピックを開催します。今ニポンではお金儲けが最優先だよ、盛り上がっていこうよ。除染作業、オリンピックのための建設ラッシュ、仕事がたくさんできるよ。外国人もたくさんお金おとしてくれるよ。

Here & now. いま、ここ。ここは同じ日本。ちゃんと見てる?

私はここだよーーー!
フタしないで。
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kiii
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by yun-ron | 2016-11-04 17:41 | 震災

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