日々是肉球

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十勝川温泉

実家、札幌をかすめて、早春の帯広は十勝川温泉へ行ってきました。

ほんの少し寄った札幌では、母校のキノルド記念館(通称キノ館)が、一時は解体の危機にあいながらも、大きな新築校舎の谷間にひっそりとがんばってました。ここに軽音の部室があったので、よく授業の合間にドラムたたいて(怒られて)たなあ。なつかしや。
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そして円山のインド料理名店「ミルチ」でやさしい味のカレーに舌鼓。昨今じゃがいもの消費量が落ちてきたとのことで、消費拡大キャンペーン中、ゆでじゃが無料サービス。びっくりするほど甘くておいしい。
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はじめて通る道東自動車道で、帯広まで3時間ひとっとび。日勝峠越えがないって、こりゃラクだわ。味気ないといえば、味気ないけれど。

宿の飯は、北海道産「ふっくりんこ」が滅法うまい。海の幸の味よりも、記憶に残るほど。あと十勝は豆!大豆ごはん、5種類の豆サラダ、とにかく滋味深い。大地の恵み。

朝の露天風呂からは、十勝川、遠くには日高山脈、帯広畜産大学の気球。鳥の声。さいこうだ!

早春の十勝川を散策し、山に抱かれる心地よさ。関東平野は、山がない。拠り所がない気持ちになるのです。森と川と空気。雪を頂いた山。それだけでなんだか胸がいっぱいになるのです。
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北の地を想うとき、いつも心に浮かぶのが、このふたつの詩です。

「やはらかに 柳あをめる北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」

「ふるさとは遠きにありて思ふもの  そして悲しくうたふもの」

どちらも北海道出身の方の作ではありませんが、帰ってきてからも、ふと雪山の枯れ木、その白と茶のコントラストを思い出したりして、涙ぐんでしまうのです。

みなさんの心象風景はどんなものでしょうか?
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kiii
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by yun-ron | 2014-04-30 00:02 |

飯舘村、春の息吹2 2014.4.11

大倉から車で約30分、伊丹沢へ。三本足猫宅(初訪問)。三本足はいなかったけど、ごはんを置いて車に乗ると、キジトラひょこ(おうちが写ってしまったので写真なし)。

犬チーズ宅。はじめまして。喜んでくれているらしい。寂しかったね。
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黒猫シンクロにて現る。
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チビ(でかい)。なんてぶさカワ!
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ロン毛。腹出しツンデレ。
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散歩行ってごはん食べたら、ちょっと落ち着いたチーズ。賢そうな目の、とってもいい子。
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この子たちは、雨風をしのげる立派な倉庫に居場所があり、恵まれている方かもしれない。手のかけられたお宅に、飼い主の方の生活も垣間見える。
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村役場にて休憩。今回の旅路を守る、安らかなお顔の銀次親分こけし(画家・町田尚子作)。すべての命を救うことはできないけど、見ててね。(あー!銀次親分の顔が・・・)
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午後、伊丹沢続行。噛む犬フー(クー)。穏やかな顔をしているんだけど、噛むといわれると、慎重になります。君らは本来、誇り高きケモノだものね。ごはんとおやつ進呈。
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丘の上の蔵らが元いたお宅。納屋の二階がカラス入り放題になっているとのことで、大工戦隊登場。素晴らしい手際で、二階の穴を木材でふさいでしまいました。私にはできないと思っていたのをさらりとやってのける男子チーム、本当に清々しく頼もしい!三毛猫は、見かけなかった。
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丘の上にも、水仙。誰に見られなくとも。
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松塚猫5匹宅。クラクションを鳴らすと、なつっこいサビ猫が出てきた。
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ごはんより、人の温もり、らしい。罪のない君らにこんな思いをさせて、ごめんね。
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お、フォレスターの下に隠れ猫。ごはんセットしといたから、たぬきが来ないうちに、食べて。
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親子猫宅。”Mateの穴”、と私がひそかに呼んでいる猫穴が納屋2階にある。ちょこっと顔出してくれた。お宅が写ってしまったので、写真はなし。

犬タロウと猫たくさん宅。ひたすらウェットを並べると、出てきたでてきた・・色んな柄の、色んな猫。10匹くらいはカウントできた。みんなたくましく生きてる。ごはんをあげるだけだと増え続けてしまうので、TNR(避妊去勢&リリース)と並行してやることがとても大切です(飼い猫の場合は飼い主さんの許可をいただいて)。粘り強く続けてらっしゃるボランティアさんがいます。耳の切れ込みは、TNR済みのしるし。
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タロウはー、やっぱり怖いので、おやつ投げ作戦で、やっとのことでごはんと水をあげられた。信頼関係を築くにはもう少しかかりますな。いや、君は悪くないよ。そのままで。
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目標の大倉~伊丹沢・ちょっと松塚を完了し、4時半。まだ時間があるので、帰り道にある須萱に寄ってみよう、ということになった。初訪問。日比さんの設置された餌BOXがきちんと佇む。猫以外の野生動物に食い荒らされないよう、シートや高床式など、とても工夫されている。
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空が暗くなってきた。このあたりは除染まっさかりで、異様な雰囲気。
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ごはんを置いて車に乗ると、縁の下に隠れてたぶち猫が出てきた。
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家の庭にこんなの(除染のため掘り返した土)があるの、一体どういう日常か。本当に申し訳ない。
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白黒親子宅。犬の目の先、振り向くと、とてもきれいにされている母屋。それだけに人の気配がないのが寂しい。毎日、毎晩、どうやって過ごしてるの?家に灯りがついて、ごはんの匂いがしてた頃、懐かしいだろうね。
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蔵が壊滅的に崩壊したお宅。地震と雪のダメージか。戦争の爆撃かと思った。
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須萱5軒を回り、この日の行程は18:00頃終了。22軒、この日出会っただけでもほんの一部、犬約30頭、猫約40匹のいのち。次会えるまでどんな日々を過ごすのだろう。あるいは、次に会えることはないかもしれない。

繋ぐしかない。自分の思いも、行動も。ここ、遠い東京で。でも心はどこか村に置いてきてしまったような感覚。できることは。できることは?

帰りの首都高から見える東京の灯りが目に痛い。自分たちが犠牲にしているものは、何なのか。そうまでして、手に入れなければならないものではないはずだ。

飼い主さんたちの生活が戻らない限り、彼らに日常が戻ることは、ない。

頼もし男子2人が東北道をひた走り、23時前、浅草ギャラリー・エフ着。みなさんが温かく出迎えてくれました。山田さん、Aさん、安全運転、ありがとうございました。みなさまも、ご支援、ご声援、ほんとうにありがとうございました。

チーム銀次のいのちのリレー、まだまだ続きます。今夜、青銀号いずみ&上村さんが出発します。どうかお気をつけて。
神と蔵と、散っていったいのちたちのご加護を。

kiii
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by yun-ron | 2014-04-14 23:31 | 震災

飯舘村、春の息吹1 2014.4.11

6度目の飯舘村へ。
今回は、話を聞いて「行きたい」と言ってくれた新メンバーも加わり、チーム銀次”銀銀号”(銀のスバル)デビュー。スバル車率高し。実直な感じで素敵。

今回も、ギャラリーエフの犬猫募金からフード代の支援をいただき、無事に村へ届けることができました。全国の想い、本当にありがとうございます。
4/23より、飯舘村の犬猫たちを撮り続けてきた写真家・上村雄高さんの写真展がギャラリーエフで開催されます。入場は無料ですが、お気持ちのフード一品をお持ちいただけると、私たちが責任をもって村へお届けします。詳しくはこちら
http://ginji1124.exblog.jp/19673133/

朝2時半、浅草発。7時、飯舘村入り。
4月から高速の深夜割引が半額→30%OFFになってしまったので、ちぇっ。

本日のルートは、大倉(犬たくさんエリア)、伊丹沢が目標です。
犬を飼っているお宅は、帰宅頻度が高いとしても、住民の方が高齢などでお散歩もつらいかも・・・ということで。
また、初めてのメンバーには、ぜひ飯舘の美しい里山の中を、犬と散歩する楽しさを味わっていただきたく。

7時過ぎ、1軒目、さくら&いちご宅。子犬に初めて会えました!ぬいぐるみのようなふわふわ坊やに悩殺。
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触らせてはくれないけど、きゃっきゃっと飛び回り、楽しそう。食欲も旺盛、でっかくなりそうなワンコだわ。

さくら(母)のお尻と子犬
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凛々しいいちご
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いちごと子犬。早く大好きなお父さん帰ってくればいいね。
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続いて、犬4頭のお宅。母犬チャコは初対面の人にも腹出しで服従・・・いいのかい、それで。
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一緒に飼われていても仲が悪い犬もいるので、3人で4匹のお散歩、どう組み合わせようかとなりましたが、山田さんは息子2匹、マル、スロとお散歩に行けました。
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私は父犬イルと。
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春の息吹、そこかしこに。ああ、空気が気持ちいい。忘れてはいけないけど、放射能のことなど忘れてしまう。東京のせいで、なぜここが。
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次は、猫のほたて宅。初対面の人の車に早速乗りこみ物色、満足顔。いいのかい、それで。連れて帰っちゃうよ。
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いちばん大きいのに、いちばんビビりのわんこ。でもおやつは素直に食べてくれる。
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犬2号、3号も、前は近づかせてくれなかったのに、こんなに懐こくなった。ボランティアさんにたくさん会ってるからだね。一般的にはいいことかもしれないが、番犬も生きる術を身につけねばならない原発事故、と感じてしまう。
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ほたちゃんおやつおねだり。喜んで手玉にとられる新メンバーAさん。
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犬4匹宅。山田さんはまたもや2頭引き、チャックとクロ。私はアクアとお散歩。
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アクアのしっぽと山
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大倉では、この川のとこまでお散歩するコースがとても好きです。きれいだねえ。のどかだねえ。そのはずなのにねえ。
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可愛らしいふきのとう
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アクアは元気だけどとっても頭のいい優しい犬で、私が疲れて「あんまりあちゃこちゃ行かんで、まっすぐ行こうね」と声をかけると、ちゃんと私の横について歩いてくれるのでした。ちょっと感激。
散歩から帰るとお兄さんが帰宅されていた。給餌して良いかお聞きし、お願いします、ということだったのでごはんを。

元気若娘(犬)メイちゃんと三毛猫宅。メイちゃんはあっという間に散歩に行ってしまい写真撮れず・・・ミーちゃん毛並みもよくて、元気そうだね。きれいな模様だねえ。
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私はお隣のコゲパン・メリーのご機嫌伺いに。おやつとごはんは食べてくれるけど、吠えやまず…お散歩はまだかなあ。お母さん帰ってくればいいね。内股で太めの足がなんとも可愛い。
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満開の梅がきれい。ほのかな香り。
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引っ込み思案の畑犬くん。犬としては正しい行動だと思う。あったかくなってよかったね。冬は過酷だったものね・・・これから夏も大変だ。
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畑犬くんの庭には、美しい黄水仙。誰もいない村に、ただ花は咲く。照っても降っても、彼らを守ってくれますように。
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きょうも元気なポーズでお出迎えのチロ。ばびゅーんと散歩へ行ってしまった。
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チロのおうちの前、はやま湖沿いにはずらっと桜並木。あと1週間ほどで咲くだろうか。それはきれいだろうなあ。

盲目犬宅。目の見えないジョンかあさんは乳がんだそうですが、食欲はしっかりあります。ウェットをペロリ。
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子どものプーはビビりでちっちゃくなってます。ずかずか入ってきて、ごめんね。ごはん食べてね。
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鶏小屋の1羽が、虫の息だった。トサカの先っぽが黒くなりかけていた。何もできず…ごめんなさい。生きている方に、水と、とりあえず猫用のカロリーエース(高カロリー流動食)を飲ませる。飲んでくれた。飼い主さんが帰るまで、生き延びて。
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目の前の消えゆく命に何もできない歯がゆさ。ここで1つ救っても、来週にはまた同じことが起こってしまうかもしれない先の見えない日々。淡々と、粛々と、前に進むしかないのだろうが、悔しい。

行程としてはスムーズに進み、大倉はお昼前に完了。もう少し回ってからお昼にしましょうか、と気を取り直し、張り切る銀銀号。

kiii
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by yun-ron | 2014-04-13 23:42 | 震災

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