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日々是肉球

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誕生と死と。

23日。
雲龍の8歳の誕生日(推定)。
厩橋のたもとで拾われて、恩人の手で救われ、我が家にやってきた彼ら。
これからも元気で長生きしておくれよ。

25日。
その恩人の飼い猫が亡くなった。
腕の中で、眠るように息を引き取ったという。
生まれつき脳に障害があって、お医者に長くはないだろうと宣告されたにもかかわらず、15歳と5か月の大往生。猫と飼い主が起こした、ひとつの奇跡。

いのちには誕生があって、死がある。

♨む♨



by yun-ron | 2012-09-27 00:56 | 雲龍

ガリアーノ

天気がもてば…と釣りの用意をして、4時に起床。
外は小ぬか雨。木更津の予報を確認すると、昨夜よりも雨風ともに悪くなっている。
諦めて二度寝して目が覚めたら11時。暑くてろくすっぽ眠れない日が続いたせいか、涼しくなってからというもの、眠たくてしかたない。

涼しくなると、猫がソファーに戻ってくる。
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クッションが著しく変形するが、致し方ない。

涼しくなれば、久しぶりにコーヒーを淹れたくもなる。火を使うのが億劫でなくなるから。
相変わらず、ドリップを始めると龍がウニャウニャを声を立ててそわそわ落ち着かなくなる。コーヒーの香りにうっとりの図。
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変な奴だ。

土曜。

札幌から駆け付けた友人と一緒に、世界的アコーディオン/バンドネオン奏者、リカール・ガリアーノの演奏を聴きに、ブルーノート東京へ。

かのアストル・ピアソラも認めた名手とのことだが、タンゴに疎い自分は、恥ずかしながらガリアーノ氏の名前すら耳にしたことがなかった。(ピアソラだってまともに聴いたことがない。)
久しぶりにブルーノートで一杯やりながら生演奏を聴くのも悪くないという、いささか邪な心構えで、友人と妻にくっついていったわけだ。ガリアーノ氏やガリアーノ氏の来日を待ち焦がれていたファンの方々からすれば、全く失敬千万な話だ。

ところが、いざ演奏が始まってみると、その素晴らしさに圧倒され、完全に陶酔状態の1時間半。
はじめはガリアーノ氏のテクニックに目を釘付けにされ、次第にバンドの演奏全体が視野に入り、ついにタンゴという情熱的で物悲しい音楽の世界に引き込まれていく。

共演したジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子さんとのスリリングな掛け合いも聴き応え十分。楽器で会話を交わしているかのようだ。寺井さんの強烈な弾きっぷりは、見ていて胸がすくようだ。

それにしても、アコーディオンがこんなにも雄弁な楽器だとは。ガリアーノ氏のような達人の域に達しているからこそかもしれないが、弾き手の感情がとてもダイレクトに表現できる楽器なのだなと感じた。左右の手でいろいろなキーやらスイッチやらを押さえながら、蛇腹を伸ばしたり縮めたり。如何にも複雑で演奏している姿を見ているだけでも楽しいが、これだけのたくさんの要素をひとつひとつの音にまとめ上げるからこそ、感情を細やかに表現できるのかもしれない。

素晴らしい演奏を聴かせてくれたガリアーノ氏とバンドの方々、それから未知の音楽に触れる機会を作ってくれた友人と妻に感謝。

♨む♨



by yun-ron | 2012-09-23 12:24 | 音楽

懲りずにフグ

連休初日の土曜は、勇んでフグ釣りに。

浦安の「吉野屋」から大貫沖へ。所要時間は約1時間。ディズニー・シーの裏側を通って沖に出る。
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9月も半ばだが、カーッと日が照ってまだまだ暑い。日焼け止めとサングラスが欠かせない。おおむね青空だが、にわか雨を降らせる小さな雲の塊が時折やって来ては去って行く。
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フグ釣りは真剣勝負。ぼんやりしていては、絶対に釣れることはない。
暑くても寒くても眠くなっても、根気強く誘いの動作を繰り返し、ひたすら竿先を凝視してアタリを待つ。細かいアタリを見逃さず、素早く、的確に合わせを入れなければ、魚は針にかからない。餌だけがきれいになくなっている。

何とも面倒で難しい釣りだが、その分釣り上げたときの喜びは大きいし、何より食べて旨いので、ここしばらくは釣りと言えばフグばかり。その甲斐あってか、ようやく独特の微妙なアタリを察知できるようになってきたものの、合わせるタイミングを外したり、せっかく針にかけた魚を取り込むときにバラしたりと、なかなか思い通りにならない。

この日も、ひたすら真面目に取り組んで、本命の釣果は4尾。自分の腕前では、こんなところでしょう。

苦労して釣り上げたショウサイフグ。
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嬉しい外道に、良いサイズのカワハギ。
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それにしても、フグ釣りでは納得のいった試しがない。通うたびに何かをつかみかけたような気になって、次こそは・・・と心に誓うけれど、次回も大して数は伸びない。伸びないけれど、何かをつかみかけたような気になって、次こそは・・・その繰り返し。こうやって「釣ってやる」という気持ちをぎらぎらさせているうちは、まだまだダメなのでしょう。

それにしても、釣りってどうしてこんなに楽しいのかなあ。

♨む♨



by yun-ron | 2012-09-17 22:32 | さかな

甲虫

今朝の夢。

妻と、夜の森の中の路を歩いている。家に帰るために、バス停か何かに向かっていらしい。

ふと街路樹の根元を見ると、黒くて大きな甲虫が半分土にもぐっている。自分は「ダイコクコガネだよ。」と妻に教える。

カブトムシもいるのではないかと探してみると、果たしてダイコクコガネの横に、頭だけ土にもぐったカブトムシがいる。引っ張り出してみると、立派なオスのカブトムシだ。つまもうとすると、大暴れして飛び上がり、自分の喉のあたりにビシッと激突して地面に落ちた。

恐る恐るつまんで、森の木に向かって放り投げると、羽を開いて飛んでいった。

※今調べてみたら、ダイコクコガネはいわゆるフンコロガシのことで、日本には生息していない。夢で見た甲虫はフンコロガシとは全く違うものだった。

♨む♨



by yun-ron | 2012-09-17 09:03 |

葡萄酒まみれ⑮

トスカーナ旅行記の最終回。

動物学博物館の人体解剖蝋人形。
今にも動き出しそうな蝋人形が、ガラスケースに横たわっている。よくぞここまで精巧に造ったものだ。
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横たわったもの、立ったもの。あらゆる部位と内臓。
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足の裏まで。
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もともと解剖学の教材だったというが、これはもう芸術の域に達していると思う。「マニア」でなくとも、一見の価値ありです。


トスカーナの田舎に遊び、古都をさまよい歩き、ワインをたらふく飲み、パスタやジェラートをたらふく食い、ルネサンスの芸術を鑑賞し、人体の不思議を垣間見る。何とも贅沢な旅でありました。特にグレーヴェは、夢のように素晴らしかった。ヴォーノ、グラッチェ、アリヴェデルチ。


土産の山。
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抜かりなく購入したマッサ・ヴェッキアのワインは、いつ開けようか。フランチェスカさんは、「涼しくなってから開けてほしい」と言っていたっけ。
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いずみさんのおかげで、雲も龍も元気に留守番してくれた模様。自分たちの土産がないので、若干ふてくされ気味か。
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♨む♨



by yun-ron | 2012-09-08 17:27 |

葡萄酒まみれ⑭

入道雲がもくもくと。夏の終わりは、毎年何か心残りな気がする。

トスカーナ旅行記の続き。

フィレンツェで最も印象的だった場所。それは、「動物学博物館(ラ・スペーコラ)」。
地球の歩き方によれば、「一部マニアに人気の高い博物館」。いろいろな動物のはく製とともに、かつて解剖学の教材として使われていた人体解剖蝋人形が展示されているという。
我々はマニアではないが、正直なところ、美術品よりも動物や人体にの方に興味を惹かれる。

この巨大なピッティ宮(本当にでかい。)のすぐわきにある。
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入口があまりにも目立たないので、地図を見ながら歩いていたにもかかわらず、いったん前を通り過ぎてしまった。館内は人もまばらで、見かけたのは2、3組の家族や、はく製をスケッチする学生くらい。

巨大な甲虫たち。カミキリムシやコガネムシの類か。イタリア語が読めないので種類は分からない。幼少の頃、実家の網戸にへばりついているゴマダラカミキリやシロスジカミキリをしょっちゅう捕獲したものだが、最近はとんとお目にかからない。こんなのが網戸にへばりついていたら腰を抜かすだろう。
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スルメ状の烏賊。何分のいちくらいに縮んでいるのだろうか。
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すごい牙のサメ。切れ味の良さそうな牙だ。
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たらこ唇の変なサメ。目がやけに人間っぽくて怖い。誰かに似ているような…アナゴ君?
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八目鰻。浅草に蒲焼を売る老舗があるが、未だ挑戦したことはない。非常に栄養価が高く、特にビタミンAが豊富とか。でもこれを食うとなると…
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カラフルな小鳥。宝石みたいだ。実家で飼っていたセキセイインコのピーちゃんとチビを思い出した。
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哀しげな眼をしたトラ。
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チンパンジーと、少しだけ進化した類人猿。
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このほかにも、たくさんの虫や魚や動物が、愛想のないガラスケースに、ひたすら淡々と、実務的に並んでいる。装飾の類は皆無。

哺乳類コーナーを抜けると、いよいよ人体コーナー。

最終回へ続く。

今日の1曲:Race for the Prize / The Flaming Lips

♨む♨



by yun-ron | 2012-09-08 16:21 |

葡萄酒まみれ⑬

朝からゲリラ豪雨でした。水瓶の方に降ってくれたらいいのに。

トスカーナ旅行記の続き。

フィレンツェのホテルは3連泊だったので、毎朝同じテラス席で朝食をとっていた。そこに定住していると思われる猫。愛想も良いが、お行儀も良くて、お客さんのご飯をねだったり、おこぼれをくすねたりすることはない様子。ホテルが猫を飼うとは思えないが、カメリエーレは追い払うでもなく、かまうでもなく。いつのまにか居ついてしまって、「大人しいし、まあいいじゃなか」という感じで放っておいているのかもしれない。
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フィレンツェは、食事をする店を選ぶのが難しい。数が膨大だし、「観光地だから」と、こちらが必要以上に斜に構えてしまうこともある。下調べはほとんどしていなかったので、えいやっと直感に頼って。これはヴェッキオ橋の近くのレストランにて。
ハートの形をしたサラダ。
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魚貝のグリル。
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小エビのソースがかかったラビオリ。
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なかなかおいしかった。
イタリアの食事は何にせよ量が多いので、メインは2人で1皿が限界。店によっては、パスタだけで十分。(デザートは欠かせない。)こういう時は、もっと丈夫ででっかい胃袋が欲しいと切実に思う。

小さなパニーノ屋を発見。「サンドイッチ・スタンド」ならぬ「パニーノ・スタンド」か。勿論グラスワインを一緒にオーダー。この店のパニーノはとてもおいしかった。
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ジェラートは、1日2回ペースで食べた。いろいろな味があるけれど、ピスタチオは必須。どこが一番、とまでは記憶していないけれど、おいしい店とそうでもない店があったのは確か。
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ワインをタンクから量り売りしている店を発見。試飲してみたらとてもさわやかでおいしい(そして驚くほど安い)白ワインだったので、思わず購入。タンクからガラス瓶に詰めてくれる。
ガラス瓶からワインを煽りながらワイルドに散歩しようと思ったけれど、警察に職務質問されたら困るので、ミネラルウォーターが入っていた空のペットボトルに移す。
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街を歩き回っているときに見つけた標識。消すのがもったいないくらいに、よくできた悪戯描きだ。
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ファッションなのでしょうが、たまに変な日本語を見かける。これもそのひとつ。「スーパードライ」=「極度乾燥」。確かにその通りですね。
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そういえば、肩に「勉族」と入れ墨をしたNBAの選手がいたけれど、どういう意味だろうか。

日が沈みかけた頃のフィレンツェは本当に美しい。こんな色合いの時間帯がしばらく続く。
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ヴェッキオ橋から眺めるアルノ川。
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もうちょい続く。

♨む♨



by yun-ron | 2012-09-02 12:59 |

葡萄酒まみれ⑫

愛車(ママチャリ・赤・中国製)が、だいぶへたってきた。
チェーンがすぐに緩むので、身体がだるいときのように重たい。ペダルを漕ぐと「メキッ」という嫌な音がする。

浅草に越しすぐ購入したから、もう7年は乗っているが、自分の場合は使用頻度が半端でない。
通勤で、雨が降らない限りほぼ毎日、我が家から錦糸町駅まで(約4KM)を往復する。
1年のうち、仮に200日を錦糸町まで往復していたとすると、

4KM × 2 × 200日 × 7年 = 11200KM

それに土日祝日にも近所をうろついているわけだから、総走行距離は、ざっと15000KMといったところだろうか。1500KMというと、東京から・・・どの辺まで行けるのでだろうか。ろくに手入れもなしにこれだけ酷使されてきにもかかわらず、大きな故障もなくここまで走ったのだから、実に立派なものだ。ありがとう、愛車よ。これからもよろしく。


閑話休題、トスカーナ旅行記の続き。
だいぶ記憶が薄れてしまったこともあって、フィレンツェに入ってからの内容はかなり雑駁になっております。

美術を解さない自分でも、ウフィツィ美術館には行ってきた。ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」と「春」は目にしたことがない人を探す方が大変だろう。その場で撮った写真ではないけれど、これと、
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これですね。さすがに実物は足を止めて見入ってしまうだけの存在感を持っている。ルネサンス。
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館内が暑かった(飲み物は持ち込み禁止)こともあり、どうしても観ておきたいものだけをピックアップしてギブアップ。ルーブル然り、オルセー然り、名作の洪水を一度に観て回ろうとすると、くたびれてしまって吸収できなくなってくる。

個人的に、ウフィツィよりも気に入ったのが、サン・マルコ美術館。フラ・アンジェリコという画僧の絵がたくさん所蔵されている。ウフィツィと比べると地味だが、修道院の中にあるので、静謐な雰囲気が漂っていて、とても居心地が良い。柔和な人物と色づかいのアンジェリコの絵に囲まれていると、気持ちが落ち着いてくる。2階へ上る階段の踊り場から眺める「受胎告知」は素晴らしいし、回廊状に並ぶ小さな僧房をひとつひとつ覗いて回るのも楽しい。

サン・マルコ美術館の美しい中庭。
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それにしても、「受胎告知」や「マギの礼拝」をテーマにした絵が随分たくさんあった。今さらだけれど、宗教画は同じモチーフをもとにたくさんの絵が描かれていることに気が付いた。

「マギの礼拝」と言えば、自分が通っていたキリスト教系の幼稚園のクリスマス劇で、3人の博士のうちのひとりを演じた(確か…)ことを思い出した。確か、「没薬」を捧げる博士だったが、「もつやく」の正体はいまだに知りません。

旅先では、必ず市場を訪れる。フィレンツェにも「中央市場」という大きな市場があるので、もちろんひやかしに行く。

色が濃くて鮮やかな野菜。よく見ると大きさがまちまちだったり、小さな傷がついたりしているけれど、とても新鮮そう。日本のスーパーに並ぶ野菜のように色形がそろっている方が、むしろ不自然なのかもしれない。
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山盛りの乾燥ポルチーニ。辺りに良い香りが漂っている。是非、生を賞味できる季節に再訪したいものだ。
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中央市場はともて清潔で、おしゃれな土産物を売る店が多い。地元の台所というよりは、観光客向けという印象。それでも、見慣れないものが見慣れない形で陳列されているのを眺めるのは楽しいものです。

もう少し続く。

♨む♨



by yun-ron | 2012-09-01 15:49 |

ヒトコトないしフタコトミコト
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